March 2020
Beginner to intermediate
216 pages
1h 59m
Japanese
これまでの章で、顧客中心主義、コラボレーション、変化の許容という3つの原則を見てきた。これらの原則は、アジャイルがこれほど強力なムーブメントとなった理由を捉えている。原則のどれかに従えば、変化の速度を増す現実世界と対立せずに働こうとするどんなチーム、組織にもすぐに変化をもたらすだろう。だが本当にすごいのは、3つの原則を合わせて適用し、学習、コラボレーション、デリバリーの安定したサイクルを確立できたときだ。
このサイクルに勢いをつけられれば、本当の変化が起こると信じられるようになる。アジャイルの中心にある原則とプラクティスの化学反応によって、チームの新しい働き方が生まれる。なぜこのようなやり方でやるのか?という問いを立てられるようになる。自分たちのやり方にオーナーシップを持つにつれて、どんな組織改革を試みても「いつもどおりのビジネス」が続いてきた根底にある思い込みや期待に対しても、問いを投げかけられるようになる。
有意義で持続可能な変化のための場を作るには、組織改革の成功を約束できるフレームワークやプラクティスは存在しないという事実を認めることだ。アジャイルを使おうとしてみれば、組織運営がパズルを解くようにはいかないことがわかる。変わり続ける顧客のニーズを満たすために一緒に働く個人の集まりが組織なのだ。組織の個人個人には、組織を速く、柔軟で、顧客第一にする役割がある。その意味では、「みんなでアジャイル」は、アジャイルの適用範囲が広いという意味にとどまらない。アジャイルは組織の ...
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