1章コードを気にかける
深く愛せば、勇気が生まれる。
――老子
優れたプログラマが優れたコードを書くという事実を知るために、シャーロック・ホームズは必要ありません。劣ったプログラマは優れたコードを書きません。劣ったプログラマは、他の人達がきれいにしなければならないひどいコードを書きます。あなたは優れたコードを書きたいのです。そうですよね。優れたプログラマになりたいのです。
優れたコードはどこからか突然現れたりしません。優れたコードは惑星が一直線に並んだ時に運良く発生するものでもありません。優れたコードを手に入れるには、優れたコードを書くことに努めなければなりません。一生懸命にです。そして、優れたコードを実際に気にかけている場合にだけ、優れたコードが得られるのです。
要点▶優れたコードを書くために、優れたコードを気にかけていなければなりません。優れたプログラマになるために、時間と努力を投資しなければなりません。
優れたプログラミングは、技術的な能力だけから生まれるのではありません。難解で素晴らしいアルゴリズムを生み出すことができて、使っている言語の仕様を暗記しているにもかかわらず、醜いコードを書く知的なプログラマを私は見てきました。そのコードは、読むのが苦痛であり、使うのが苦痛であり、そして修正するのが苦痛でした。一方で、簡潔なコードを心がけ、取り組むのが楽しくすっきりとした表現力の高いプログラムを書く謙虚なプログラマも見てきました。ソフトウェア開発組織での数年間の経験に基づいて、私は、並のプログラマと優秀なプログラマの間の本当の差は心構えであるという結論に行き着きました。優れたプログラミングは、玄人として取り組み、実世界の制約とソフトウェア開発組織の圧力の中で最善のソフトウェアを書きたいと思うことにかかっています。 ...
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