27章停滞を避ける
鉄は使われないと錆びる。水は流れないと濁る。不活発も心の活力を奪う。
――レオナルド・ダ・ヴィンチ
履歴書に書き足せるほど新しくて刺激的なものを、最後に学んだのはいつですか。最後に能力を伸ばしたのはいつですか。最後に自分の成果に納得できなかったのはいつですか。楽しませてくれるものを最後に見つけたのはいつですか。他のプログラマに対して謙虚になり、彼らから学びたいと最後に思ったのはいつですか。
これらの質問への答えがあいまいで遠い昔†1のことであれば、あなたは安全地帯に入っています。至福の境地と見なされる場所です。そこでは、生活は楽であり、日々の仕事は短く、先が読めてしまいます。
[†1] 「遠い昔」は、プログラマの年数で計るとそれほど前ではありません。だから、ソフトウェアプロジェクトの期間を見積もるのが困難なのです。
しかし、安全地帯は有害な場所です。そこは、罠です。安易な生活とは、学ぶことも、進歩することも、さらによくなることもないということです。安全地帯は、停滞する場所です。あなたは、すぐに新たな若い開発者に取って代えられます。完全地帯は老廃するための高速道路です。
要点▶停滞することに警戒してください。優れたプログラマになることを追い求めるというのは、当然ながら、最も安全な生活スタイルではありません。
停滞することを意識して決意する人はいません。しかし、安全地帯へ滑り落ちて、気付くことなく開発のキャリアを惰性で進むことは簡単なのです。これが、あなたが今行っていることではないかを確認してください。
スキルは投資
スキルの道具箱を維持することは、大変な努力が必要なことを認識してください。あなたは、居心地がよくない状況に置かれます。多くの努力という投資を必要とします。リスクが伴ったり、困難だったりします。恥ずかしい思いをすることがあります。これは楽しいようには聞こえませんよね。 ...
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