34章人々の力
二つのことが無限です。宇宙と人間の愚かさです。
そして、私は宇宙については分かりません。
――アルベルト・アインシュタイン
プログラミングは、人々の営みです。
最初のプログラムが構築されて以来、私達は、プログラミングが単なる技術的な挑戦ではないことに気付いてきました。社会的な挑戦でもあるのです。ソフトウェア開発は、他の人達と一緒に、その人達が理解するコードを書くという楽しみです。つまり、他の人達のコードに取り組み、ソフトウェアチームへ参加したり離れたり、上司の監督の下で働き、(猫の群れのような)開発者を管理するなどです。
不朽のプログラミング本の多くが人々の問題を取り扱っています。たとえば、『人月の神話』†1や『ピープルウェア』†2です。
[†1] Frederick P. Brooks Jr., The Mythical Man Month (Boston: Addison Wesley, 1995)。日本語訳は、『人月の神話』(丸善出版)。
[†2] Tom Demarco, Timothy Lister, Peopleware(New York: Dorset House Publishing, 1999)。日本語版は、『ピープルウェア』(日経BP社)。
コードに取り組んでいる人々が、必然的にコードを形作るのと同じように、あなたと一緒に働く人達が、必然的にあなたを形作ります。
要点▶意図を持って、優れたプログラマと一緒に働いてください。
すなわち、あなたがひときわ優れたプログラマになりたいのであれば、意識的にひときわ優れたプログラマの中で日々働かなければなりません。これは単純ですが、あなたのスキルと態度を向上させる確かな方法なのです。
結局のところ、私達は環境の産物です。植物が健全に成長するには、よい土、肥料、そして適切な大気が必要であるのと同じように、私達にもよい環境が必要なのです。 ...
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