October 2023
Intermediate to advanced
408 pages
6h 37m
Japanese
本章では古典的デザインパターン、Decorator パターンを解説します。Decorator パターンをさまざまに実装し、組み合わせ、再利用すると、もっとも便利になるデザインパターンの 1 つであることは長年にわたり実証されています。広く使用されており、その最大の実例は C++ 標準ライブラリであると聞いても、今さら驚くに値しない程です。本章の主な狙いは、ソフトウェア設計のどんな場面で、またどんな理由から、Decorator パターンの使用が最適であるかと判断する考え方を示すことにあります。さらに、より値ベースに進化した現代 (modern) の Decorator パターンについても解説します。
「ガイドライン 35」では、Decorator パターンの設計について深く解説します。どんな時に Decorator パターンを使用するのが良いのか、またどんな効果が得られるかを理解できるでしょう。さらに、他のデザインパターンと比較し、その相違点、および潜在的な短所についても解説します。
「ガイドライン 36」では、Decorator パターンの実装をさらに 2 つ解説します。いずれも値ベースの設計を基にした実装ですが、1 つは静的多態性 (static polymorphism) を、もう 1 つは動的多態性 (dynamic polymorphism) を用います。両者を見比べると、目的は同じでも見た目は大きく異なり、デザインパターンを用いた設計の幅広さを感じられるでしょう。
読者が Strategy パターンを用い、開発中のグラフィックツール設計の問題を解決して以来 ...
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