
人の心理とテスト
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●人の心理がテストに及ぼす影響
確証バイアス(次ページの参考を参照)と呼ばれる人の心理の要素は、もって
いる信念に合わない情報を受け入れがたくします。このため、テスト担当者が、
要件のレビューなどの静的テスト中に欠陥を見つけることや、動的テスト実行中
に故障を見つけることは、プロダクトの開発担当者に対する非難と解釈されるこ
とがあります。第3章で詳しく説明しますが、ソフトウェアを動作させて故障を見
つけ、その原因を探って欠陥を見つけることを動的テスト、動作させずに直接欠
陥を見つけることを静的テストと呼びます。
また、開発担当者には「コードは正しい」と思い込みたい確証バイアスがある
ので、「コードが正しくない」という指摘を受け入れがたく感じます。そのため、
欠陥や故障に関する情報に対して「そんなはずはない」というスタンスで反発し、
素直に受け止めないケースが生じます。
人は誰でも確証バイアスがあります。図1.23に示すように、開発担当者だけでな
く、プロダクトオーナーやアナリスト、設計担当者もそれぞれの立場で情報を解釈
【図1.23 プロジェクトメンバーそれぞれに心理は異なる】
プロダクトオーナー
・プロダクトを設計して開発する
アナリスト
設計担当者
ちゃんと作ってよ!
設計は正しいと思いたい
大丈夫かいな
絶対にバグは
あるはず!
テスト担当者
テストで欠陥を発見
「非難」と解釈されることがある
コードは正しいと
思いたい
開発担当者
確証バイアス
・プロダクトの検証と妥当性確認
・リリース前の欠陥の検出
目的の違い