April 2025
Beginner to intermediate
316 pages
3h 36m
Japanese
ここまでのところで、チームの効果性について、基本的なことを説明しました。また、効率性、生産性、効果性を測定するために用いられるさまざまメトリクスについて検討してきました。ソフトウェア開発組織がビジネスの変化に後れを取らないよう努力する中で、チームもまた変化し、進化して、より効率的かつ効果的になります。組織、チーム、そしてチームメンバーは、成長と変容のサイクルを絶え間なく繰り返します。チームやチームリーダーがさまざまな成長段階を切り抜けていけるよう、効果的なエンジニアリングについて確固たるモデルが必要です。
本章では、効果的なエンジニアリングのために、3つのEのモデルを紹介します。このスケーラブルなモデルは、エンジニアリングリーダーがチームに効果性を浸透させる際に役立つでしょう(図3-1参照)。
3つのEのモデルでは、効果的なエンジニアリングは、次のような段階を経て構築されます。