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3
章
単語の出現頻度と特定の文書
での出現頻度の分析:
tf-idf
文書の何らかの側面を数量化することは、テキストマイニングや自然言語処理の
中心にある問題の
1
つです。では、文書を構成する単語に注目すれば、これができ
るのでしょうか。第
1
章でも行った単語出現頻度(
term frequency
:
tf
)、すなわち文
書内での単語の出現頻度は、
1
つの単語がどれぐらい重要かを示す尺度の
1
つになっ
ています。しかし、文書の中には、出現頻度が高くても重要ではない単語がありま
す。英語の場合、「
the
」、「
is
」、「
of
」といった単語がそれにあたります。そういった
単語をストップワードリストに追加し、分析の前に取り除くという選択肢もありま
すが、文書によっては、これらの単語が重要な意味を持つ場合があります。ストッ
プワードリストは、単語出現頻度分析における頻出するけれども重要でない単語へ
の対策方法としてそれほど
洗練されたものではありません。
もう
1
つの対策方法として、逆文書頻度(
inverse document frequency
:
idf
)に注
目するというものがあります。これは、一般的にはあまり頻出しない単語を頻出す
る単語よりも重視する数値です。これと単語出現頻度を組み合わせて、単語の tf-idf
(
tf
と
idf
の積)を計算すれば、普段はあまり使われない単語の頻度の高さが強調され
ることになります。
tf-idf
は、ある単語の
1
つの文書の中での重要度が、その文書を含む文書
のコレクション(または