
4.2
widyr
パッケージによる
2
つの単語の出現頻度と相関
■
75
4.2.2
ペアごとの相関
「
Elizabeth
」と「
Darcy
」のようなペアは共起する頻度が最も高いと言っても、独立
した単語としても頻出するので特別大きな意味はありません。それよりも、単語の
相関(
correlation
)、つまり別々に出現する頻度と比べていっしょに出現する頻度が
高いかどうかの方が意味があります。
ここでは特 に
2
値相関の指 標 と し て よく使われるファ イ(φ)係 数(
https://
en.wikipedia.org/wiki/Phi_coefficient
)に注目しましょう。ファイ係数は、
X
と
Y
が
単独で出現する頻度と比べて、両方とも出現するかどちらも出現しない頻度がどれ
だけ高いかを示します。
表4-1 を見てみましょう。
表4-1 ファイ係数を計算するために使う値
Y あり Y なし 計
X
あり
n
11
n
10
n
1
・
X
なし
n
01
n
00
n
0
・
計
n
・
1
n
・
0
n
たとえば、
n
11
は、
X
と
Y
の
2
つの単語がともに含まれる文書、
n
00
は、どちらも
含まれていない文書、
n
10
と
n
01
は片方だけが含まれる文書を示します。この表の場
合、ファイ係数は次のようになります。
φ =
n
11
n
00
−
n
10
n
01
n
1
·
n
0
·
n
·
0
n
·
1
ファイ係数は、対象が
2
つの値のときには、ピアソン相関(どこかで聞い
たことがある名前かもしれませんが)と同等です。
widyr
の
pairwise_cor()
関数は、同じ節における出現頻度に基づき、 ...