
Chapter 4
:総合演習
キャンターフードは、タンパク質食品市場での競争激
化の中で、消費者の健康意識の高まりという大きな波を
捉えきれずに苦戦しています。
同社では先日、新しいタンパク質食品『1分満足バー』
を発売しました。これは、卵と乳製品をベースにしたクッ
キー生地にプロテインを練り込み、おやつ感覚で食べら
れるようにチョコレートでコーティングした食べ物です。
1分で食べきれる量なのに、お腹も膨れて1食あたりに
必要なタンパク質量の8割を摂取できるという、優れた
機能性食品です。
CMも大々的に展開し、コンビニや小売店にもキャン
ペーンブースを設けて市場へのアピールを行いました。
しかし、期待されるほどの反響を呼ぶことはなく、売上
低下に比例して、徐々に店頭スペースも縮小されています。
なぜこのような結果になってしまったのか、キャンター
フードの経営層は社内で聞き取り調査を行い、次の結果
を得ました。
→動物性だけでなく植物性タンパク質など新しい素
材を組み合わせた製品を消費者は期待している
→消費者個別の利用シーンを想定していないため、
他社の特化した製品と比べて魅力が劣る
→乾燥や醸造など伝統的な食品加工技術の利用に留
まっている
→ターゲット消費者のライフスタイルに合っていない
SCAMPER、親和図法、PAC 思考、認知バイアス
ヒット商品を生み出す
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