
30
設計書をもとに、ソースコードを入力してソフトウェアを開発する工程
をコーディングといいます。Webサイトを制作するときに、HTMLやCSS
を書くことをコーディングと呼ぶこともありますが、ここではプログラミ
ングの1 つの工程のことを指します。
コーディングするとき、一度に全体のソースコードすべてをまとめて入
力することはありません。まず小さいプログラムを作り、その内容で動か
して、実装した内容が正しく動くことを確認します。そして、また少し機
能を追加して動くことを確認することを繰り返します(図1-18)。
なお、どのように進めるかは人によって異なります。紙にフローチャー
トやUMLを書いてからソースコードを書く人もいますし、いきなりキー
ボードでソースコードを入力する人もいます。既存のソースコードをコピ
ーしてきて、そこから必要なところだけを切り貼りして作成する人もいま
す。同じ人であっても実装する内容によってこれらを使い分けています。
ソフトウェアの開発工程において、開発(実装)のステップはコーディ
ング以外に、環境の構築も不可欠です。Webアプリであれば実行するため
にWebサーバーが必要になります。スマホアプリなら開発環境だけでな
く、実際に動かす機器(実機)がいりますし、開発環境がない場合はその
構築ももちろん必要です。
このような環境の準備や構築を考えると、開発規模によって関わる人や
役割も変わってきます。1人で小さなソフトウェアを趣味で作る場合と、大
企業で大きなシステムを作る場合では、考えることや作業量が異なります。 ...