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プログラムを開発していると、名前をつける場面はたくさんあります。
変数や関数、クラスやファイルなどを識別するためには名前が必要です。
アルファベットや数字などプログラミング言語によって名前に使える文字
に制限はありますが、その制限の中であれば自由に名前をつけられます。
しかし、変数名や関数名に適当な名前をつけてしまうと、後でソースコ
ードを読んだときにその変数や関数が何をしているのかわからなくなって
しまいます。そこで、誰が見てもその意味を理解できる名前をつけること
が求められます。
このときに命名規則と呼ばれるルールがあり、多くの記法が考えられて
います。例えば、ハンガリー記法(ハンガリアン記法)は変数名などに使
われるルールで、名前の先頭に接頭辞をつけます(図 5-3)。変数名の場
合、接頭辞を見るだけで変数の型がわかるというメリットがあります。
また、大文字と小文字の使い方でキャメルケース、スネークケース、
Pascalケースなどがあります(図 5-4)。言語によって、推奨されている
記法があるため、名前をつける場合にはそのルールに従いましょう。
命名規則以外にも、プログラムの保守性と品質を高めるためにプロジェ
クトごとに記述ルールが決められていることが一般的です。このようなル
ールをコーディング規約といいます(図5-5)。
例えば、インデントにスペースを使うのかタブを使うのか、スペースの
場合は何桁にするのか、ブロックを表現する括弧をどのように配置する
か、コメントの書き方はどうするかなどが定められています。 ...