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プログラミングを初めて学ぶとき、ソースコードを読むことに苦労する
場合があります。日本語や英語で書かれた文章でも特殊な分野の内容を、
1 行ずつ読んでいくのは大変です。しかし、図があれば直感的に理解でき
ます。
プログラムの場合は、「処理の流れ」を表現したフローチャートという図
が使われます。JIS(日本工業規格)で定められた標準規格で、プログラ
ムの処理を表現するだけでなく、業務フローの記述にも使われています。
プログラムの処理の基本は順次処理(1つずつ処理を実行する)、条件
分岐(指定された条件で処理を振り分ける)、繰り返し(同じ処理を何度
も実行する)です。これらは、図4-1 の記号を使い、図4-2のように表現
できます。このように、決められた記号を使って描くことが大切です。
多くのプログラマと話をしていると、「フローチャートを描くことはな
い」「 フローチャートは役に立たない」という声を聞きます。「フローチャ
ートは手続き型の言語で多く使われ、オブジェクト指向言語や関数型言語
では使えない」と言う人もいます。オブジェクト指向ではUML(Unified
ModelingLanguage:統一モデリング言語)を使うこともあります。
実際、プログラムを作成するときに、フローチャートを描くことはほと
んどありません。顧客からドキュメントなどを求められた場合のみ、プロ
グラムができあがった後で作成することがほとんどです。
「それなら不要ではないか」と考える人もいますが、フローチャートに
は大きなメリットがあります。それは ...