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プログラムで値を格納する場所を指定する方法に、変数と定数の2つが
あります(図3-9)。
数学の方程式などでは、求めたい値に使う
𝑥
や
𝑦
といった記号を変数
といいます。これはその値が変わることを意味しますが、プログラミング
の場合も実行中に値が変わるさまざまなデータをメモリ上に格納するとき
に変数を使います。
何度も複雑な計算をする場合、それらに共通する計算を事前に行ってそ
の計算結果を格納しておけば、処理の中で結果を再利用できて効率的で
す。そこで、途中のデータを保存する場所を確保し、その場所に名前をつ
けます。この名前を指定すると、格納されている値を読み出せます。
上記の例では値を書き換える必要はありませんが、繰り返して処理をし
たい場合など、値を変えたい場合もあります。掛け算の九九を計算する場
合、1 から9 までの数を全部書くよりも、変数に1 から9 までの値を格納
して変えながら処理すると、プログラムが見やすくなります(図3-10)。
変数は、格納されているデータを書き換えることができます。つまり、
何度でも値が変わる可能性があり、その中身を見ないと何が格納されてい
るかわかりません。ある開発者が格納した値は、他の処理で書き換えられ
ている可能性があります。これは、プログラムの内容によっては不具合が
発生するリスクが高まることを意味します。
そこで、一度格納したデータを書き換えられないようにしたものに定数
があります(図3-11)。定数は変数と同じように、同じ値を複数の箇所で
使う場合も、その値を何度も書く必要がありません。定数を使えば、デー ...