
40
私たち人間は、日本語や英語(自然言語)で書かれた文章を読むとその
内容を理解できます。図や表を使えば、よりわかりやすく直感的に理解で
きる設計書になるでしょう。しかし、文章や設計書をそのまま渡しても、
コンピュータは処理できません。処理したい内容を、コンピュータが理解
できる言葉(機械語)で記述する必要があるのです(図2-1)。
人間が機械語を使うのは困難なため、人間が日常で使っている自然言語
よりも機械語に変換しやすいプログラミング言語を使用します。ソフトウ
ェアの開発は、プログラミング言語の文法に沿ってソースコードを作成す
ることで行われます。
さらに、プログラミング言語で書かれたソースコードをコンピュータが
処理できる機械語のプログラムに変換する必要があります。このプログラ
ムのファイル形式を実行ファイルと呼びます。
このようにソースコードを書き、プログラムを作成する作業がプログラ
ミングです。設計書を作成する作業やプログラムの動作を確認するテス
ト、不具合(バグ)を取り除くデバッグが含まれることがあります。
ソースコードをプログラムに変換するとき、コンパイラとインタプリタ
の2 通りの方法があります(図 2-2)。コンパイラは事前にソースコード
からプログラムに一括変換しておき、実行するときはプログラムを処理す
る方法です。文書を翻訳するように事前に変換しておくことで、実行時に
は高速に処理できます。
インタプリタは実行しながらソースコードを変換する方法で、通訳のよ
うに話しているそばから訳した言葉を伝えていくイメージです。処理には ...