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コンピュータはソースコードに書かれている通りに処理を実行しますが、
ソースコードには人間が読むためのメモなどを書くことがあります。例え
ば、複雑な処理を実装した場合、その処理がなぜ必要なのか理由を残して
おけば、ソースコードを読み返したときにスムーズに理解できます。
このような部分はコンピュータに実行してほしくないため、特殊な記述
が使われ、コメントと呼ばれます(図5-1)。例えば、C 言語や PHP、Java
Scriptなどでは「/
*
」と「
*
/」で挟んだ部分や、行単位で「//」以降が
コメントとなり、PythonやRubyでは行単位で「#」以降がコメントとな
ります。コメントはプログラムの動作には影響ありません。
プログラマはソースコードを読めば何をしているのかを理解できます
が、なぜそのような実装になったのか背景や理由はわからないものです。
背景や理由、ソースコードの要約など、読んだ人の理解を助ける情報を書
いておくとよいでしょう。
多くのプログラミング言語では、ソースコード中にある複数のスペース
やタブは無視されることが一般的です。この特徴を生かして、人間がソー
スコードを見やすくする目的で、条件分岐やループなどの制御構造の内側
にある行の先頭に同じ数のスペースやタブを入れることがあります。これ
をインデント(字下げ)といいます(図5-2)。
条件分岐の中にループがあるなど、何段階にも制御構造が使われている
場合、そのインデントを深くする方法が使われ、ネスト(入れ子構造)と
いいます。一般的にはインデントはプログラムの実行には影響しません ...