10章ネットワークとセキュリティ
IoTデバイスもユビキタスセンサ、分散システム、エッジコンピューティングも、ネットワークに接続します。それはローカルに閉じたネットワークかもしれないし、インターネットかもしれません。いずれにせよ新しい機能や問題が出てきます。
接続の仕組みはシステム設計で重要ですが、接続が完了したら、データのやり取り、リモートからのアップデート、システム全体のリソース監視などを検討する必要があります。セキュリティも忘れてはなりません。
10.1 リモートに接続する
プロセッサからすると、クラウドサーバもホストコンピュータも、他の周辺機器と同様に会話相手のオブジェクトです。すべてデジタル通信になります。
プロセッサがデジタルインタフェースを通じてバイトを送信している相手もプロセッサを持っています。SPIで制御しているモータやI2Cの湿度センサも独自のプロセッサを持っています。
周辺機器のインタフェースが文書化されいるように、システムとホストとのインタフェースも文書化されているべきです。文書化されたインタフェースがあることで、それぞれが独自に変更ができます。実装は「3章 ハードウェアの入手」のコマンドを参考にするのがよいでしょう。
多くのオブジェクトがネットワーク化すると、点が線となり、線が面となって全体像が形成されます。スマホ連携する冷蔵庫であれ、森林火災を監視するセンサであれ、分散型センサネットワークを構築しています。センサが高機能になるにつれ、不規則な状況に対応できるようになり、ネットワーク全体が堅牢になります。情報はホストで処理することもできる(森林火災センサ)し、ホストがなくても各センサの情報を寄せ集める(冷蔵庫)こともできます。
センサネットワークの強みは、各要素を連携して全体で大きな情報が得られることです。これは逆に弱みでもあり、通信が必須となります。多くのセンサがオフラインになると、突然使い物になりません。 ...
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