
お話を聞いた人
大企業で働くエンジニアにとって、キャリアの可能性は意外と限られて
いるように感じることがあるという。配属された部署や担当する案件によっ
て、触れられる技術が制限されたり、新しいスキルを習得する機会を逃し
てしまったりすることも少なくない。そんな状況を変えるきっかけとして
注目されているのが、コミュニティという第三の居場所の存在だ。
ここでは、コミュニティがもたらしたキャリアの転機を、NTT データ
のエンジニアたちの経験から見ていこう。
迷える若手エンジニアにキャリアの道筋を示す
「入社して1、2年目の頃は、自分のキャリアの方向性で迷っていました」。
そう語るのは、入社4年目の松井僚太郎さんだ。Google Cloud を基盤と
して活用する決済システムの開発に携わっている。プロジェクトではゴリ
ゴリに Google Cloud を使用する一方で、社内コミュニティ「GCA」に
も参加。業務とコミュニティの両面でクラウド技術との関わりを深めている。
しかし以前は、新しい技術を扱う部署に配属されたことで、アプリケー
ションエンジニアとしてキャリアを形成するのか、インフラエンジニアを
目指すのか、あるいはプロダクトマネージャーの道を選ぶのか、将来の選
「第三の居場所」が生むキャリアの「うねり」
――年代も立場も超えて広がる可能性
事例⑦
松井僚太郎
近藤勇太
山﨑曜
山時浩一郎
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