
お話を聞いた人
「友だち」と「仲間」の違いは何か。友だちは気の合う相手との個人的
な関係だが、仲間は同じ目的に向かって協力し合う存在だ。立場や役職が
違っても、同じ目線で同じ目的に向かって進む。そこには上下関係に縛ら
れない、フラットな協力関係が生まれる。この「仲間」との関係を育てる
ことで、仕事の幅は大きく広がっていく。
KDDI で社内クラウドコミュニティ「KDDI クラウドユーザーグループ(通
称:KCLUG 読み:クラッグ)」を運営する柴田翔平さんは、約2000人
が参加するコミュニティをマネジメントしながら、この「仲間作り」を実
践している。エンジニアだけでなく、企画部門や法人営業など、さまざま
な立場のメンバーが集まるKCLUG は、肩書や部署の壁を超えた「仲間」
のプラットフォームに成長しているようだ。
部署や肩書を超えて築く、新しい協力関係
KCLUG は、クラウド技術を学び合う社内コミュニティだ。エンジニア
は技術的知見を深め、営業は顧客提案のヒントを得て、企画担当は新サー
ビスのアイデアを見つける。それぞれの目的は違えど、定期的な勉強会や
情報共有を通じて、部署の壁を超えた学び合いが生まれている。
KCLUG の最大の特徴は、普段の業務だけでは築けない関係性が構築で
きる点にある。例えば、情報システム部門への相談は、通常なら窓口を
通すかマネージャー経由でエスカレーションする必要がある。しかし、
「友だち」のように理解し合い、
「仲間」として共に進む
事例⑧
柴田翔平
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