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第
21
章 メールの基礎知識
ものであり日常的に行われています。たとえば、メールサーバーはメールを識別す
る
Message-ID
ヘッダーを付与したり、メールの配送経路を表す
Received
ヘッダーは、メールが配送されるたびに追加したりします。
メールスレッド実現方法
メールクライアントの多くは、 関 連するメールをひとかたまりにまとめるスレッド機
能を持ちます。
ここまで説明したとおりメールはそれぞれ独 立したテキストの塊ですからリレー
ションを貼るのにはひと工夫必要です。
前述のとおりそれぞれのメールにはメールサーバーが付与した
Message-ID
ヘッダーがありますからこれを活用しています。メールクライアントは 返 信メール
のメールヘッダ ーに
In-Reply-To
や
References
といったヘッダーを付
与し、そこに返信元メールの
Message-ID
の値を指 定します。 メールクライ
アントはこの参照関係を解析してメールスレッドを実現しています。
この仕 組みはメールクライアントに依 存するため、メールクライアントによっては
メールスレッドがうまく表 示されないことがあります 。
メールヘッダーがメールサーバーによって追加・変更・削除されることがある一
方で、メールボディは基本的に通常の運用で変更するニーズはありません。しかし
メールを利用している組織が、その組織が扱うメールを安全に運用するために、
メールサーバーで添付ファイルを削除したり、警告文やお断り文言を追加したりす ...