16章テクノロジー
本章を読み進めるにあたり、最初に行う重要な選択は、オープンソースソリューションを採用するのか、クラウドプロバイダーのサービスを利用するのか、という点です。しかし、検討すべき要素はそれだけではありません。組織のデータニーズの規模やアジリティ要件を考慮するためには、最適な選択肢を検討するための指針も必要です。本章では、その判断を支援するためのガイドを提供しましょう。
さらに、クラウドサービスモデルの動向について、主要なプロバイダーの比較から、マルチクラウドソリューションの複雑さに至るまで幅広く解説します。そして本章の最後では、現代のデータアキテクチャを支える3つの重要なソフトウェアフレームワークである、Hadoop、Databricks、Snowflakeを取り上げます。
本章で示す問いに対して読者がどのように答えるかによって、データアーキテクチャの設計は大きく方向づけられることでしょう。これは単なる「オープンソースかプロプライエタリか」という二項対立の問題ではありません。データアーキテクチャの世界では、自社固有のニーズに合った、最適なテクノロジーをどのように組み合わせるかが成功の鍵となるのです。
16.1 プラットフォームの選択
オープンソースソフトウェア(OSS)を採用するのか、クラウドサービスプロバイダー(CSP)のソフトウェアを採用するのかは、要件、予算、専門知識、データの機密性、コントロール要件など、複数の要因に左右されます。組織のニーズを慎重に評価し、CSPの利点と、OSSがもたらす柔軟性やカスタマイズ性とのトレードオフを検討してください。
16.1.1 オープンソースソリューション
オープンソースソフトウェアとは、ソースコードが誰でも閲覧・改変・配布できる状態で無償で公開されているソフトウェアを指します。これらのソフトウェアは、一般的にプログラマのコミュニティが協力して開発し、知識や専門性を持ち寄って改良を重ねていきます。 ...
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