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Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps
book

Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps

by John Arundel, Justin Domingus, 須田 一輝, 渡邉 了介
February 2020
Intermediate to advanced
384 pages
5h 31m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps

3章Kubernetes環境の選択

当惑は知識の始まりである。

――Kahlil Gibran(レバノン出身の詩人・画家、1883~1931)

Kubernetesはクラウドネイティブの世界を支えるオペレーティングシステムであり、コンテナ化されたワークロードを実行するための、信頼性と拡張性に優れたプラットフォームを提供します。しかし、Kubernetesの実行環境は、どのように用意すればよいのでしょうか。自分自身でホスティングすべきでしょうか。それともクラウドインスタンスやベアメタルサーバ上で使用するのでしょうか。または、マネージドKubernetesサービスを利用するのでしょうか。あるいは、Kubernetesを基盤とするものの、ワークフローツール、ダッシュボード、Webインタフェイスで拡張されたマネージドプラットフォームでしょうか。

こうした疑問に答えるには丸々1つの章を費やすことになりますが、やってみましょう。

注意する必要があるのは、ここではKubernetes自体の運用に関する技術的な詳細(クラスタの構築、調整、トラブルシューティングなど)は特に取り扱わないことです。これについては役に立つ優れたリソースが数多くあるからで、著者らが特に推奨するのは、Kubernetesプロジェクトの共同創設者であるBrendan Burnsの著書『Managing Kubernetes』(O'Reilly Media)です。

その代わりに本章では、クラスタの基本構造を理解してもらうことに集中し、Kubernetesの実行方法を決定する上で必要となる情報を提供します。また、マネージドサービスの長所と短所を概説し、人気が高いベンダについて検討します。

独自のKubernetesクラスタを実行したいと考える読者のためには、クラスタのセットアップと管理に役立てることができるインストール用ツールの中で、最も優れていると思われるものをいくつか紹介します。 ...

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