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Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps
book

Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps

by John Arundel, Justin Domingus, 須田 一輝, 渡邉 了介
February 2020
Intermediate to advanced
384 pages
5h 31m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps

4章Kubernetesオブジェクトの基本操作

人々がなぜ新しい考えを恐れるのか私には理解できない。私には古い考えのほうが恐ろしい。

――John Cage(米国の作曲家、1912~92)

2章では、アプリケーションを構築してKubernetesにデプロイしました。この章では、そうしたプロセスに関与している基本的なKubernetesオブジェクト、すなわちPod(ポッド)、Deployment(デプロイメント)、Service(サービス)について説明します。また、Kubernetesでアプリケーションを管理するための必需品となる、Helmツールの使用方法も紹介します。

2章「2.5.1 デモアプリケーションの実行」で実例を試してみた後も、Kubernetesクラスタでは(明示的に終了しないかぎり)コンテナイメージが実行され続けているはずですが、これは実際のところ、どのような仕組みになっているのでしょうか。内部ではkubectl runコマンドが、Deploymentと呼ばれるKubernetesリソースを作成しています。では、これはどのようなもので、Deploymentは実際には、どのようにしてユーザのコンテナイメージを実行するのでしょうか。

4.1 Deployment

デモアプリケーションをDockerでどうやって実行したか思い出してみてください。docker container runコマンドでコンテナを起動し、docker stopコマンドで終了するまで実行が続きました。

しかし、コンテナが何か別の理由で終了するとしたらどうでしょうか。例えば、プログラムがクラッシュする、システムエラーが発生する、マシンがディスク容量を使い切ってしまう、さらには、 宇宙線が最悪のタイミングでCPUを直撃する(可能性は極めて低いものの現実に起こりうる現象です)といったことが考えられます。これがもしも本番のアプリケーションなら、今やユーザは困った事態に直面し、その状況は誰かがターミナルを使えるようになって ...

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