
038
0
1
2
3
1
そもそも なぜ 最 適 化を す るの か?
最適化は、目的関数を最小(最大)にする
を見つけることでしたが、パラメー
タ
が1次元のスカラーである場合は、
図 1.2.5 のように、目的関数 を表す
曲線の最小(最大)位置を見つけることに相当します。ここで、最小の関数
値
を最適値、最小を与える を最適解と呼びます。さて、最適化にはどの
ような恩恵があるでしょうか。アイスクリームの売り上げの例では、「アイスク
リームの売り上げを最大にする室内気温」を知ることができました。では、機械
学習、特にサロゲートモデルとはどのような関係にあるでしょうか。
図 1.2.5 1次元の最適化における最適解と最適値
図 1.2.3 と同様に、製造業における成膜プロセスで考えてみましょう。関数の
入力
は成膜条件、出力
は膜品質やデバイス特性です。このとき、最適化は
を
最小(最大)にする
を見つけることでしたので、膜品質やデバイス特性を最小
(最大)にする成膜条件を見つけることに相当します。これは製造業では、プロセ
ス最適化と呼ばれることそのものであり、研究開発の根幹をなす作業になります。
さらに機械学習と最適化の関係を一般化したものを、
図 1.2.6 に示します。最適
化は、
を最小(最大)化するだけでなく、目的関数を工夫することで、様々な
基準の元での最適解を得ることができます。例えば、最小化する目的関数を目標
1.2.3