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3.7
最適化の疑問
第3章「実際の最適化で直面する問題と解決へのアプローチ」の最後では、
実際の応用で遭遇するいくつかの疑問について、考えてみましょう。具体的
には、「いつまで最適化を続ければよいのか」という終了判定の疑問、「最適
化の途中でハイパーパラメータを変えてもよいのか」という設定変更の疑
問、「結果が悪いと思われる条件でも実験をする必要があるのか」という専門
知識導入の疑問です。本節での解説にはいわゆるノウハウ的な事柄も含まれ
ますが、単にこのときはこうすればよいという対処パターンを覚えるのでは
なく、なぜそのようにするとよいのかという本質の部分を理解することが大
切です。本質を理解することで、実践において遭遇する様々な事象に対応す
ることができるようになるでしょう。
いつまで最適化を続ければよいのか?
最適化において、「いつまで最適化を続ければよいのか」「いつ最適化を終了す
ればよいのか」といった終了判定は、非常に悩ましい問題です。実際に様々な終
了判定方法が用いられていますし、また合理的な終了判定基準の開発やその基準
の計算の高速化・高精度化に関する研究も活発に行われています。それではまず
は、本書で取り上げた著者らが行った最適化の事例での終了判定を振り返ってみ
ましょう。
• 3.2節 結晶成長炉内の温度センサー位置の最適化:温度センサー位置のすべて
の組合せを検討したため、終了判定は全組合せパターンを実施したかどうか。
• 3.4節 炭化ケイ素(SiC)結晶成長装置の装置構造の最適化:あらかじめ設定 ...