
2.
3.
0.
1.
041
1.2
も有効な万能な方法はありません。またそれぞれの最適化手法においても設定す
べきパラメータ(いわゆるハイパーパラメータ)があり、問題に合わせた調整が
必要です。どのような問題のときに、どのような手法・ハイパーパラメータを使
えばよいかは、第3章の最適化で詳しく考えます。
本 項 の まとめ
最適化を行うこと、および、最適化に最適化アルゴリズムを用いることには、
それぞれ次のような恩恵があります。
最適化の恩恵
• 最小・最大化:出力を最小(最大)にする条件を求められる
• 逆問題:最適化は関数の逆問題を解く方法の1つ
最適化アルゴリズムの恩恵
• 自動:定められたルールに従うことで、自動で最適化を実行できる
• 高効率:少ない試行回数で最適解を得ることができる
なぜ最小化なのか?
本書では最適化をすべて、「最小(最大)化」と書き、最大化を括弧括りで表
し、最小化の方が基本であることを暗に示しています。目的関数にマイナス
の符号を付ければ、最小化問題は最大化問題になりますので、最小化でも最
大化でも実用上はどちらでも違いはありません。しかし、世の中の最適化ラ
イブラリは、ほぼすべて、最小化で実装されており、また本書でも最小化を
基本としています。これには理由があるのでしょうか。
大きな理由の1つは、実際の場面で多く遭遇する最適化問題が誤差を小さく
する最小化問題だからでしょう。機械学習の学習自体も、教師データと予測
値との誤差を最小にする最小化問題です。また決められた設定値などがあり、 ...