
2.
3.
0.
1.
125
2.9
より一般化すると、要求される機械学習精度がデータの分散の大きさに対して
桁で小さい場合は、R2を用いた評価には注意が必要です。ここでの仮想データで
は、分散が大きくなるケースとして1 点だけ大きく外れたデータがある場合を例
として挙げましたが、(分散の大きさ)>>(要求精度)の場合にはいずれも当て
はまります。このような場合は、R2ではなく、要求精度に対応した平均二乗誤差
(MSE)、二乗平均平方根誤差(RMSE)、平均絶対誤差(MAE)などで機械学習
モデルの予測精度を評価する必要があります。逆に、データの分散の大きさと比
較した相対的な値として予測精度を評価したい場合は、R2が適しています。
本 項 の まとめ
機械学習の予測精度評価としてR2を用いる場合は、次の点に注意が必要です。
• R2はデータの分散の大きさを基準とした予測精度を表す指標。
• 要求される予測精度に対してデータの分散の大きさが非常に大きい場合は、
R2を用いた評価には注意が必要。
RMSEが低ければ問題はないのか?
前項ではR2による機械学習モデルの予測精度評価について考え、データの分
散が大きな場合は、二乗平均平方根誤差(RMSE)などで評価する必要があると
の結論でした。それでは、常にRMSE を用いて評価すればよいかというと、話は
そう簡単ではありません。やはり、データの意味を考えながら、適切な指標で評
価を行う必要があります。本項では、RMSE を用いて評価する場合に気を付ける
べきことを見ていきましょう。なお、 ...