December 2017
Intermediate to advanced
480 pages
7h 13m
Japanese
ROSでコードを書き始める前に、このフレームワークを支えるキーとなる概念のいくつかを紹介します。ROSシステムはたくさんの独立したプログラムから構成され、それらはお互いに絶えず通信し合っています。本章では、このアーキテクチャーについて説明し、アーキテクチャーとやり取りをするコマンドラインツールを見ていきます。また、ROSが使用する命名規則や名前空間の詳細についても説明し、これらがどのように皆さんが作成するコードを再利用しやすくするのかを見ていきます。
ROSの設計の動機となったもともとの「困難な問題」の1つが「物を拾う」という問題でした。複数のカメラとレーザースキャナー、操作アーム、車輪付きの台座を装備した、比較的大きく複雑なロボットを想像してみてください。「物を拾う」という問題において、ロボットがすべきこと(タスク)は、家やオフィス環境の中を動き、要求されたものを見つけ、要求された場所に運ぶことです。このタスクを実現するには、複数のロボットソフトウェアアプリケーションによる複数の観点からの操作を必要とします。多くの他のロボットが行うタスクも状況は同じです。これが、ROSの設計上のゴールの1つとなりました。
これらのゴールは、ROSシステムの基本となる表現、すなわちグラフ
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