December 2024
Beginner to intermediate
164 pages
1h 15m
Japanese
消そう。以上。実行されないコードは消すだけだ。
デッドコードを消すことに強い抵抗を感じる人もいるだろう。誰かが時間と労力をかけて書き、それに対して組織がお金を払った。そんなコードが残っているのだ。無駄金にしないためには、またコードが呼び出されるようにすればよいだけだ。それに、消したコードが将来必要になったら、消したことを後悔するかもしれない。
このなかにどれだけの認知バイアスがあるか探してみてほしい。整頓好きなあなたへのエクササイズだ。
デッドコードを特定するのは簡単だ。だが、リフレクションが多用されているようなときには少し難しい。コードが使われていなさそうだと当たりをつけたら、整頓する前に使用状況のログを取ってみよう。本番環境に載せて、確信が持てるまで待つのだ。
「でも、もしあとで必要になったら?」と考えるだろう。そのためのバージョン管理なのだ。実際には何も削除していない。今は見る必要がないというだけだ。コードがもし(これは条件式の長い羅列だ)、1)たくさんある、かつ、2)今は使われていない、かつ、3)将来使いたい、かつ、4)書いた当初と同じ使い方をする、かつ、5)今も動作する、ならば、元に戻せる。そうでなければ、書き直したほうが良いものになる。しかし、最悪なことになったとしても、いつでも元に戻せる。
いつものように、少しずつコードを削除しながら整頓しよう。そうすれば、間違いに気づいても、比較的簡単に変更を元に戻せるだろう(28章参照)。「少しずつ」の尺度は認知的なものであって、コード行数ではない。条件式(たとえば真になることがわかっている場合)の節かもしれないし、ルーチン、ファイル、ディレクトリかもしれない。
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