21章先に整頓、あとに整頓、改めて整頓、整頓しない
システムの振る舞いの変更に対する、整頓のタイミングについて話そう。先に整頓してから振る舞いを変更するのか? 振る舞いを変更してから整頓するのか? それとも、散らかっているとメモして(将来の振る舞いの変更が必要以上に難しくなるという意味で)、改めて整頓に戻るのか? はたまた、まったく整頓しないのか?
21.1 整頓しない
最後の1つから始めよう。いつものように、まったく整頓しないことのトレードオフを検証する必要がある。私たちが「うん、これは全体的にぐちゃぐちゃで、あえて何もしないことを選ぶんだ」などと言うのはいつか? 最大の理由は、コードの振る舞いをこの先絶対に、二度と変更することはない、である。
このような条件を述べたのは、振る舞いを本当に変更する必要がないコードというのはほとんどないからだ。だが、そういうこともある。本当に静的なシステムの場合、「壊れていないなら、直さなくてよい」が合理的に適用される。
21.2 改めて整頓
改めて整頓することをまったくの幻想だと考える人もいる。たとえば、ユニコーンや正直な政治家のように。改めて整頓することを夢物語だと言ってしまえば、変更のついでに整頓をやりすぎてもよいことの言い訳になるのだ。私が伝えたいのは、本当は、後回しにしても整頓はできるということだ。前提条件が気に入らないかもしれないが。
仕事をするのに十分な時間があるか? なにもたくさんの時間があるかと聞いているわけではない、当然そんなものはない。なにも与えられた時間より、もっとやらなければいけないことがあるのかと聞いているわけではない、それは当然ある。自分自身に「十分な時間があったら、どのように仕事をするか?」を問いかけてみよう。その答えが実際の行動とまるで違うのなら、仕事のための十分な時間はないことになる。 ...
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