June 2025
Intermediate to advanced
400 pages
5h 3m
Japanese
7章
アプリケーションの信頼
シリコンバレーの著名な投資家であるMarc Andreessenは、「Software is eating the world.*1」という有名な発言をしました。多くの点で、この言葉はかつてないほど真実味を帯びています。世界を飲み込もうとしているのはデータセンターで稼働しているソフトウェアです。そのため、その実行内容が信頼できるか知りたいと思うのは必然でしょう。
信頼されたデバイスはコードの内容を忠実に実行します。信頼されたデバイスはコードの実行内容を信頼するための前提条件であり、これについては5章で説明しました。しかし、実行環境を安全にしても、デバイス上で動作しているコードそのものが信頼できるかどうかを確認するためには、さらに多くの作業が必要です。
したがって、デバイスを信頼することは全体の信頼を構築する一部に過ぎません。コードとそれを書いたプログラマーも信頼しなければなりません。実行中のアプリケーションの完全性と真正性を確保するために、人間を起点として生じる信頼を、コードの生成から実行まで引き継ぐ方法を見つけなければなりません。
コードを信頼するとは、ソフトウェアアプリケーションで使用されるコード内における脆弱性がリスク許容範囲であり、信頼できるソースによって生成され、改ざんされていないことを保証することを指します。コードへの信頼を確立する最低限の要素は次の点です。
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