1章序論
この序論の章では、クラウドネイティブアプリケーションを設計したり実装したりするのに使われるKubernetesのコアコンセプトをいくつか説明することで、この本の他の部分への準備をします。これらの新しい抽象化概念と、この本での関連する原則とパターンを理解することは、Kubernetesで自動化できる分散アプリケーションを構築するための鍵になります。
この章は、この後に説明するパターンを理解するための必要条件ではありません。Kubernetesのコンセプトをすでに知っている読者は、この章を読み飛ばし、興味のあるパターンのカテゴリに直行してしまっても構いません。
1.1 クラウドネイティブへの道
マイクロサービスは、クラウドネイティブアプリケーションを作る上で最も人気のあるアーキテクチャスタイルです。マイクロサービスは、ビジネス能力のモジュール化と、運用の複雑さを上げる代わりに開発の複雑さを下げることで、ソフトウェアの複雑さを解決しようとします。そういった考え方があるので、マイクロサービスを使って成功するために最も大事な必要条件は、Kubernetesを使ってスケーラブルに運用できるアプリケーションを作ることなのです。
マイクロサービスのムーブメントの中で、マイクロサービスをゼロから作る、あるいはモノリスをマイクロサービスに分割するための途方もない数の方法論、テクニック、補助的なツールが現れました。これらのプラクティスの多くはEric Evansの『Domain-Driven Design』†1(Addison-Wesley、https://oreil.ly/UoON5)という書籍と、そこで取り上げられた境界付けられたコンテキスト(bounded contexts)と集約
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