はじめに
近年、マイクロサービスとコンテナの採用が主流になり、ソフトウェアを設計し、開発し、動かす方法は劇的に変わってきました。今日のアプリケーションは可用性、スケーラビリティ、市場投入までのスピードに最適化されています。これらの新しい要求事項によって、今日のモダンなアプリケーションには、これまでとは違ったパターンと運用方法が求められています。この本、『Kubernetesパターン』は、Kubernetesを使ってクラウドネイティブなアプリケーションを作るための最も広く使われるパターンを開発者が知り、学ぶことを助ける目的で書かれました。この本の重要なトピックである、Kubernetesとデザインパターンの2つを、まず簡単に見ていきましょう。
Kubernetes
Kubernetesは、コンテナオーケストレーションプラットフォームです。Kubernetesの起源は、Googleの社内向けコンテナオーケストレーションプラットフォームであるBorg(https://oreil.ly/x12HH)が生まれた場所である、Googleのデータセンターの中のどこかにあります。Googleは、アプリケーションを動かすのにBorgを長らく使っていました。2014年、GoogleはBorgでの経験をKubernetes(ギリシャ語で操舵手やパイロットの意味)と呼ばれる新しいオープンソースプロジェクトに移行することを決めました。2015年には、新しく創設されたCloud Native Computing Foundation(CNCF)に寄贈された最初のプロジェクトになりました。
Kubernetesはその始まりの時からユーザのコミュニティを獲得し、コントリビュータの数は信じられないほどの速さで増加しました。今日では、KubernetesはGitHubにおける最も人気のあるプロジェクトの1つです。Kubernetesは最も広く使用され、最も機能の多いコンテナオーケストレーションプラットフォームであると言ってもよいでしょう。Kubernetesは、Kubernetes上に作られた他のプラットフォームの基礎もなしています。これらPlatform-as-a-Service(PaaS)システムの中でも有名なものの1つは、Kubernetesにさまざまな追加機能を提供しているRed ...
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