March 2026
Beginner to intermediate
560 pages
8h 12m
Japanese
3章では、関連するコードの集まりであるモジュールという概念について説明した。この章では、この概念をさらに深く掘り下げ、システムのビルディングブロックである論理コンポーネントという観点から、モジュール性のアーキテクチャ的な側面に焦点を当てる。
論理コンポーネントの特定と管理は、アーキテクチャ思考(2章参照)の一部である。この活動はコンポーネントベース思考と呼ばれるほどに、アーキテクトにとって重要な活動の一部だ。コンポーネントベース思考とは、システムの構造を一連の論理コンポーネントとして捉え、それらが相互作用して特定のビジネス機能を実行するという考え方である。アーキテクトがシステムを「見る」のは、クラスレベルではなく、このレベルだ。
この章では、ソフトウェアアーキテクチャにおける論理コンポーネントを定義し、それらを特定する方法、および凝集度を分析することによって適切なコンポーネントの粒度に到達する方法について説明する。また、コンポーネント間の結合と、なぜ疎結合なシステムを作成する必要があるのかについても説明する。
図8-1に示す、典型的な欧米の住宅の間取りを考えてみよう。キッチン、寝室、バスルーム、リビングルームなど、さまざまな部屋から構成されており、それぞれが異なる目的を持っている。これらの部屋は、住宅のビルディングブロック、すなわちコンポーネントを表している。
図8-1 さまざまな部屋は住宅のコンポーネントを表す ...
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