23章アーキテクチャの図解
新米アーキテクトがよく口にすることとして、アーキテクトになったのは技術的な知識や経験があったからだというのに、アーキテクトの仕事がそれだけにとどまらず、非常に多岐にわたっていることに驚いた、というものがある。アーキテクトとして成功するには、とりわけ効果的なコミュニケーションが欠かせない。どんなに素晴らしい技術的なアイデアを持っていたとしても、マネージャーを説得して資金を出してもらい、開発者を説得して作ってもらえなければ、その素晴らしさは決して実現しないからだ。
図解は、アーキテクトにとって重要なコミュニケーションスキルだ。細かなトピックごとに、それをテーマとした書籍も多く出ているが、ここでは特に重要なポイントをいくつか紹介する。
アーキテクチャを視覚的に表現する際は、アーキテクチャのさまざまな側面を示す必要があることが多い。たとえば、アーキテクチャ全体のトポロジーを示した後、個々の部分を掘り下げて設計の詳細を説明していくことがある。アーキテクチャ全体での位置を示さずに、いきなり詳細を部分的に見せてしまうと、見る人を混乱させてしまうからだ。
一貫性を持った表現にするため、アーキテクチャの一部を示す際には、他の部分との関係を常に示すのがよい。一貫性を持った表現は、図表でも発表でも等しく重要だ。たとえば、シリコンサンドイッチのソリューションにおいて、プラグイン同士がどのように関係しているかの詳細を説明したかったとする。この場合には、アーキテクチャ全体のトポロジーを最初に示し、その後でプラグイン構造を掘り下げることで、それらの関係を読み手に示すことができる。図23-1にその例を示す。
図23-1 より大きな図でのコンテキストを示して表現を一貫させる
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