17章オーケストレーション駆動サービス指向アーキテクチャ
アーキテクチャスタイルは、芸術運動と同様、その時代の文脈の中で理解されなければならない。そして、本章で紹介するオーケストレーション駆動サービス指向アーキテクチャは他のどのアーキテクチャよりも、その傾向をよく体現している。アーキテクチャ決定に影響を与えがちな外力と、論理的ではあるが最終的には害をなす組織哲学とが相まって、このアーキテクチャスタイルは無用の長物になってしまった。このアーキテクチャスタイルは、ある組織的な考え方が、理屈は通っているとしても、開発プロセスの最も重要な部分を妨げてしまうことがあるという好例を示している。また、このアーキテクチャスタイルは、我々の第一法則、つまりソフトウェアアーキテクチャにおいてはすべてがトレードオフであるという法則を無視する危険性を示している。
17.1 トポロジー
オーケストレーション駆動サービス指向アーキテクチャのトポロジーを、図17-1に示す。
このアーキテクチャスタイルに沿ったアーキテクチャすべてが、図に示すようなレイヤーを確実に持つわけではない。しかし、いずれにしても、このスタイルに沿ったアーキテクチャは、アーキテクチャ内にサービスの分類法を確立するという同じ考えに従っており、各レイヤーには特定の責務が割り当てられている。
サービス指向アーキテクチャは分散アーキテクチャだが、境界の正確な区分けは組織やツールによって異なる。そのため、システムの境界については図17-1には示していない。分類法の一部はアプリケーションサーバー内に存在することもある。オーケストレーション駆動サービス指向アーキテクチャの場合は、特定のサービス分類法を中心としており、各サービスはアーキテクチャ内で異なる技術的を持ち、特定のレイヤーに特化した役割を担っている。 ...
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