14章プラットフォームが愛されている
愛とそれに何の関係があるっていうの。愛なんて、所詮は使い古された感情に過ぎないのよ。
—Tina Turner†1
[†1] 訳注:米国の歌手Tina Turnerの1984年のヒット曲『What's love got to with it』のサビ部分の歌詞からの引用。訳は訳者による。YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=oGpFcHTxjZs)でも原曲が聴けます。
著者たちは、重要な指標を「よりシンプルに、より高速に、より安価に、そしてユーザに愛される」という言葉に集約するプラットフォームプロダクトマネジメント責任者を知っています。これは通常、2つの疑問を引き起こします。1つめは、この章の冒頭の引用でTina Turnerが問いかけており、著者たちはこれを完全に正当な疑問だと考えています。社内のエンジニアを対象としたシステムが、ユーザに愛されるほど優れたものにすることが、なぜ目標になるべきなのでしょうか。「愛される」ということは、ユーザの感情に訴えかけることを意味します。これは製品を販売し、ユーザが継続的に購入し続けるようにブランドへの親近感を確立しようとする企業にとっては重要ですが、社内プラットフォームが目指すべきことなのでしょうか。
これは2つめの質問に関連します。プラットフォームユーザの愛を勝ち取ることは、そのコストに見合う価値があるのでしょうか。大規模なテクノロジ企業は、従業員が何年も後まで絶賛するような専用の内部ツールを構築できます。そうです、GoogleやNetflixの皆さんのことを言っています。しかし、私たちの多くは、ユーザのニーズを最適化するためにそれほどの労力と時間を費やすことはできません。それに見合う利益率を持つ大規模なテクノロジ企業でない限り、経済的に意味があるとは思えないのです。 ...
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