第Ⅲ部プラットフォームエンジニアリングの成功指標
「あの、わたしたちの国では」アリスはまだ少しあえぎながら言いました。「たいていどこか別の場所に着くんです──今のわたしたちみたいに長いあいだとても速く走ったら。」「のんびりした国ね!」とクイーン。「ここではね、同じ場所にとどまるためには、思いっきり走らなければならないの。どこか別の場所に行きたいなら、少なくともその二倍速く走らなきゃ!」
—『鏡の国のアリス』第2章より
プラットフォームチームが全力で走り続けていても、進歩がほとんどないように見えることがよくあります。いくつかのシステムを安定状態にして、チームが他の分野に集中できるようにしても、1〜2年後にシステムが古くなって会社の役に立たなくなると、再び引き戻されることになります。80%の人を満足させる舗装された道を作っても、残りの20%の人は自分たちのニーズが対応されていないと不満を漏らし続けます。完璧にバランスの取れたチームを雇っても、予算削減によって一部をレイオフせざるを得なくなったり、成長サイクルで優秀な人材がよりよい機会を求めて去っていったりします。その上、進歩している時でさえ、価値のデリバリは遅いのです。高品質なプロダクトを構築するのに時間がかかり、顧客にそれを使ってもらうよう説得するのに時間がかかり、そして全員をマイグレーションするのにも時間がかかります。
これが、プラットフォームエンジニアリングの成功について語る主要な方法として、教科書的な「メトリクスと測定値」アプローチに反対する理由です。これらが無用だと言っているわけではありません。本書のこの部分では導入と顧客満足度のメトリクスについて取り上げますし、チームのベンチマークとして、また改善方法を探すための手段として、CNCF(Cloud ...
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