第Ⅱ部プラットフォームエンジニアリングの実践
卵が鳥になるのは難しいかもしれませんが、卵のままで鳥が飛び方を学ぶのはさらに難しいことでしょう。
—C.S. Lewis
第Ⅰ部において、プラットフォームエンジニアリングの「なぜ」と「何」について説明したので、多くの人に社内でプラットフォームエンジニアリングをさらに推進する価値について納得してもらえたと考えています。しかし、まだ懐疑的な人もいるでしょう。これは単なるインフラエンジニアリング、DevOps、SREの再ブランディングに過ぎず、顧客重視の製品開発を約束しながら、実際には単に分断されたOSSやベンダシステムの運用に注力しているだけだと考える人もいるかもしれません。あるいは、別の理由で懐疑的な人もいるでしょう。例えば、アプリケーション開発やプロダクトエンジニアリングの経験を持つ新しいリーダーが、重要で複雑なシステムの運用に必要な深い理解がないまま、新しいソフトウェアで大規模プラットフォームの困難な問題をすべて解決できると考えているような経験をした人もいるかもしれません。
著者たちも同じような経験をしてきましたが、第Ⅱ部の目標は、このような結果を回避する方法を学び、殻を破って最終的に飛び立てるようになることです。そのために、これから8つの章にわたり、本書の大部分を使って、優れたプラットフォームエンジニアリング組織の「方法論」について説明していきます。まずは、始め方、適切な人材の選び方、プロダクトマインドセットの導入、プラットフォームの効果的な運用方法について説明します。その後、より複雑な作業である計画立案、アーキテクチャの再設計、マイグレーション、ステークホルダとの関係構築について説明していきます。
この章では、私たちが実際に見てきた主な失敗例について説明し、その対処方法を案内します。具体的には以下のようなケースです。 ...
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