サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法
by Betsy Beyer, Niall Richard Murphy, David K. Rensin, Kent Kawahara, Stephen Thorne, 澤田 武男, 関根 達夫, 細川 一茂, 矢吹 大輔, 玉川 竜司
15章設定の詳細
執筆:Dave Cunningham、Misha Brukman
協力:Christophe Kalt、Betsy Beyer
プロダクションシステムの管理は、SREが組織に価値を提供する多くの方法の1つです。アプリケーションをプロダクションで設定し、動作させるというタスクには、それらのシステムがどう構成され、動作するのかということへの知見が必要になります。何かがおかしくなれば、オンコールエンジニアはどこに設定があり、どのように変更するのかを正確に知っていなければなりません。設定に関連するトイルへの対処に投資をしていないチームあるいは組織では、この責任が重荷となるかもしれません。
本書では、トイルについて詳細に取り上げました(本書6章参照)。設定に関連する多くのトイルがSREのチームにとって負担となっているなら、本章で示す着想の実施が、設定変更をするのに使った時間を多少なりとも取り戻す役に立つことを願っています。
15.1 設定が引き起こすトイル
プロジェクトのライフサイクルの開始時点では、設定は比較的軽量で単純です。INI(https://bit.ly/2IfqkD3)、JSON(http://json.org)、YAML(https://yaml.org)あるいはXMLのようなデータのみのフォーマットでいくつかのファイルを持つだけでしょう。それらのファイルの管理に必要となるトイルはわずかです。時間と共にアプリケーションやサーバーなどが増えていくと、設定は非常に複雑で冗長になっていきます。たとえば、元々は1つの設定ファイルを編集すれば「設定を変更」できたのが、複数の場所にある複数の設定ファイルを更新しなければならなくなったりします。そういった設定は、重要な違いが無関係の重複した詳細の中に隠されているので、読むのも大変です。この設定関連のトイルは、 ...
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