サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法
by Betsy Beyer, Niall Richard Murphy, David K. Rensin, Kent Kawahara, Stephen Thorne, 澤田 武男, 関根 達夫, 細川 一茂, 矢吹 大輔, 玉川 竜司
19章SRE:壁の向こうへの到達
執筆:Dave Rensin
協力:Betsy Beyer、Niall Richard Murphy、Liz Fong-Jones
私たちがGoogleでSREの実践を始めてから14年になります。その間に起きたことの中には、振り返ってみれば分かりきっていたこともありましたが、衝撃的な展開になったこともありました。『SRE サイトリライアビリティエンジニアリング』を出版してからの2年間は、とりわけ面白いものでした。SREの原理を実践している企業の数や、私たちがカンファレンスで、あるいは顧客とSREについて話している時間は、以前に想像したものを超えて大きくなりました。
特に目立つ変化、すなわちSREを巡る非Googleのエコシステムの急速な拡大は、最も興奮させられる展開ですが、それによってSREという職業の将来予想は難しくなりました。それでもGoogleにおける私たち自身のSREの仕事において、この職業の将来の様子を物語るかもしれないいくつかのトレンドが生じ始めています。本章では、私たちが世界中のSREの同僚と共に見てきたこと、そして現時点での結論を共有します。
19.1 我々が自明だと考える真実
将来を見越す唯一の方法は、一群の原理から始めて進んでいくことです。その後には議論の余地がないこともあれば、それほど明らかではないこともあります。とはいえ、あらゆるケースにおいて、これらの原理は私たちがこの世界で目にする現実(http://bit.ly/2JcAIKg)に基づいています。
19.1.1 信頼性は最も重要な機能
通常、私たちが「信頼性はいかなるシステムにおいても最も重要な機能です」と宣言すれば、人々は反対しないでしょう。ただし、その「信頼性」がしばしば広い領域をカバーすることを指摘するのを私たちが忘れないかぎり、です。 ...
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