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サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法
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サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法

by Betsy Beyer, Niall Richard Murphy, David K. Rensin, Kent Kawahara, Stephen Thorne, 澤田 武男, 関根 達夫, 細川 一茂, 矢吹 大輔, 玉川 竜司
June 2020
Intermediate to advanced
516 pages
7h 4m
Japanese
O'Reilly Japan, Inc.
Content preview from サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法

18章SREのエンゲージメントモデル

執筆:Michael Wildpaner、Gráinne Sheerin、Daniel Rogers、Surya Prashanth Sanagavarapu(New York Times)

協力:Adrian Hilton、Shylaja Nukala

『SRE サイトリライアビリティエンジニアリング』の「32章 進化するSREのエンゲージメントモデル」は、サービスの信頼性を分析し、改善するためにSREチームが行える技術的及び手続き的なアプローチについて述べました。それらの戦略には、プロダクションレディネスレビュー(PRR)、早期のエンゲージメント、継続的な改善が含まれました。

簡単に述べると、SREの原則はプロダクトの信頼性を保ちながら開発チームのエンジニアリングの速度を最大化することを目指しています。この二重の目標は、プロダクトのユーザーにとっても会社にとっても良いものです。しかし、最高のSREチームでさえもできることには限界があり、対象領域が大きすぎて過剰に複雑な場合、SREのモデルは効率が落ちてしまいます。現在のマイクロサービスのムーブメントは、この力学をさらに深刻なものにしています。すなわち、単一のSREチームが扱える以上のマイクロサービスを小さな会社が容易に持ちうるのです。巨大なプロダクションの広がりを目前にして、すべてのサービスをカバーすることはできないことが分かれば、SREチームは最善の結果を生み出すためにどこに注意を注ぐかを判断しなければなりません。プロダクト開発チームとSREチームは、焦点を当てるべきポイントを正しく特定するために協力しあうことができます。

本章は、新しいサービスにサポートを提供しようとしているSREチームの視点から、サービスと、サービスに責任を持つ開発及びプロダクトチームへの最も効率的なエンゲージメントの方法を見ていきます。SREのエンゲージメントは1つ以上のサービスについて構築されるものですが、サービスそのもの以上に広がります。エンゲージメントは、開発とプロダクトチームの目的の理解と、それらのチームをサポートする適切な方法の発見に焦点を当てるのです。 ...

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