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前節で解説したコンテナのしくみを利用すると、サービスや機能ごとに
コンテナを作成して、それぞれの仮想サーバーを構築することも可能で
す。
Webシステムを例に挙げれば、認証、DB、データ分析、データ表示な
どのサービスごとにコンテナを作成します。それぞれのサービスやアプリ
ケーションがOSSを利用していて、頻繁にバージョンやレベルアップの
更新作業が必要となりますが、あらかじめ別の仮想サーバーにしておくこ
とで、他のサーバーに影響を与えることなくスムーズな更新が可能となり
ます。
一連のコンテナの管理
それぞれのサービスのコンテナは、Dockerとネットワークの環境があ
れば、必ずしも同一の物理サーバー上に搭載する必要はありません。ただ
し、一連のサービスを管理して、どの順番でサービスを動作させる、など
の異なるサーバー間に存在するコンテナの関係性を管理するオーケストレ
ーションが必要となります(図5-15)。
オーケストレーションの代表的なOSSとして Kubernetes(クーバネ
ティス)があります。Kubernetesのようなソフトがあると、コンテナはど
こにあってもよいので、大量のデータ分析に強い高性能なサーバー、認証
に特化した普及版のサーバーなどに分けることも可能です。クラウド事業
者間をまたぐこともできます(図5-16)。
AWSでは Docker のコンテナに対応していて、さらに Kubernetesと互換
のサービスも提供しています。中心となるサービスとして、Amazon
Elastic ...