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VPCをAWS上での基盤となるネットワークと考えたときに、1つの VPC
でよいか、複数にするかはよく議論されます。
例えば、複数にする典型的な例としては、中規模以上のシステムなど
で、本番系と開発系でVPCを分けるケースです。
システムによっては、リリースされた後でも機能追加や修正があって、
しばらくの間は開発が続くことがあります。その場合に、主にシステムの
利用者であるエンドユーザーが接続する本番系のシステムと、開発者であ
るエンジニアが接続する開発系のシステムとを、ネットワークやITリソ
ースも含めて別物にします(図6-5)。
他の例としては、複数の業務システムなどがまったく異なる性質のもの
で、VPCから分けることがあります。つまり、システムの種類や環境に
よって必要な場合はVPCを複数にします(図6-6)。
ユーザーがVPCの構成を自由に検討できる理由として、VPCの作成や利
用については料金がかからないことが挙げられます。企業や部門によって
は、VPC以前に、アカウント自体もそれぞれのシステムや主管部門ごとに
別々にして、厳密な請求や権限管理を目的とすることもあります。
一般的にVPCの数を増やしてシステムごとに管理すれば、各システム
単体での管理の効率化やセキュリティリスクの軽減を図ることができま
す。一方で、多くなったVPCの管理は必要となります。とはいえ、実態
としては複数に分けるのが多数派となっています。
次節では、1つのVPCの中で用途によって分ける考え方を紹介します。
VPC ...