Unityによるモバイルゲーム開発 ―作りながら学ぶ2D/3Dゲームプログラミング入門
by Jon Manning, Paris Buttfield-Addison, 鈴木 久貴, あんどうやすし, 江川 崇, 安藤 幸央, 高橋 憲一
4章ゲーム開発の始まり
Unityのインターフェースの使い方について理解することと、ひとつのゲームを完成させることは別のことです。第II部では、「第I部 Unityの基本」で確認してきた事柄を踏まえて、2Dゲームを開発していきます。第II部が終わる頃には、縦スクロールアクションゲーム『Gnome's Well That Ends Well』が完成するでしょう(ゲームの完成形を図4-1に示します)。
図4-1 完成したゲーム
4.1 ゲームデザイン
『Gnome's Well』のゲームプレイは難しくありません。プレイヤーはロープに吊られて井戸を降りていくノーム(小さな妖精)を操作します。井戸の底には宝があります。問題は、この井戸には障害物が設置されていて、ノームがそれに触れると死んでしまいます。
開発を始める前に、ゲームがどのようなものになるのかをイメージするための大雑把なスケッチをします。今回はOmniGraffleというアプリケーションを使いますが、どのようなツールを用いるかは本質ではありません。紙とペンがあれば十分ですし、そのほうがよいときもあります。目的は、どのようなゲームにまとめるのかを、ゲーム開発の初期の段階で大まかに想像することです。筆者らがスケッチした『Gnome's Well』を図4-2に示します。
図4-2 ゲームコンセプトを確認するためのラフスケッチ
ゲームがどのようになるのかを決めたら、次は全体のアーキテクチャーを決めていきます。まず考えるのが、見えるオブジェクトは何か、オブジェクト同士の相互作用はどんなものかです。それと同時に、画面には映らない要素のことも考え始めます。例えば、入力はどのように受け取るか、ゲーム内マネージャー同士がどのようにやり取りをするかを考えます。 ...
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