Unityによるモバイルゲーム開発 ―作りながら学ぶ2D/3Dゲームプログラミング入門
by Jon Manning, Paris Buttfield-Addison, 鈴木 久貴, あんどうやすし, 江川 崇, 安藤 幸央, 高橋 憲一
15章UnityでのGUIの作成
ゲームはソフトウェアであり、そしてすべてのソフトウェアにはユーザーインターフェースが必要です。新しくゲームを開始するためのボタンやプレイヤーの現在のスコアを表示するラベルのように単純なものであったとしても、ゲームにはユーザーが操作する「ゲームではない」ありふれたものを表示するための手段が必要になります。
ありがたいことに、Unityには非常によくできたUIシステムがあります。Unity 4.6から導入されたUIシステムは非常に柔軟かつ強力で、通常のゲームで必要になる場面のために設計されています。例えば、UIシステムはPC、コンソール、モバイルプラットフォームをすべてサポートしていて、ひとつのUIでさまざまな画面サイズに対応でき、キーボード、マウス、タッチスクリーン、ゲームコントローラーなどからの入力を受け付けることができ、スクリーン空間とワールド空間の両方にUIを表示することができます。
要するに信じられないほど素晴らしいツールキットです。「第II部 2Dゲーム『Gnome's Well』の開発」と「第III部 3Dゲーム『Rockfall』の開発」で説明したゲーム内でもGUIを構築してきましたが、このGUIシステムで提供されている機能を最大限利用できるようにどういった点で優れているのかについていくつか見ていきましょう。
15.1 UnityでGUIはどのように動作するのか
まず第一に、UnityのGUIはシーン内で表示されるその他のオブジェクトと極端に異なるものではありません。GUIはUnityによって実行時に構築されるテクスチャーが設定されたメッシュです。加えて、GUIにはマウスの移動やキーボードイベント、タッチなどに反応してメッシュを更新したり変形するスクリプトが設定されています。メッシュはカメラを通じて表示されます。 ...
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