November 2021
Intermediate to advanced
684 pages
10h 37m
Japanese
Onufry Wojtaszczyk 著
Lisa Carey 編
コンピューターを理解しようとはしていない。プログラムを理解しようとしている。
─Barbara Liskov†1
†1 訳注:アメリカ合衆国の計算機科学者(1939-)。チューリング賞受賞。型の派生に関するLiskovの置換原則で知られる。引用文はハーバード大学のインタビューから(https://sitn.hms.harvard.edu/flash/2012/liskov/)。
コードを書くという重労働をやり遂げた後には、そのコードを実行するために何らかのハードウェアが必要だ。そこで、そのハードウェアを買うか借りるかしに行く。これこそがサービスとしてのコンピュート(Compute as a Service/CaaS)の本質であり、ここでいう「コンピュート」とは、「プログラムを実際に実行するのに必要な計算能力」の短縮形である。
本章は、この単純な概念、つまり、俺のブツを動かすハードウェアをとにかくよこせ†2という話が、組織が発展し拡大する中でも生き残ってスケールするようなシステム内の話へ、どのように対応付けられるかについて語っていく。このトピックは複雑なため多少長く、4つの節に分けられている。
†2 免責事項:「実行用ハードウェア」が顧客のハードウェアであるアプリケーションもある(例えば、10年前に買ったパッケージ製品のゲームを思い浮かべてみてほしい)。顧客のハードウェアでのアプリケーション実行が提示するのは全く別の課題であり、本章では扱わない。
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