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章 パターンの有効利用
禅の心
初心者の心
中級者の心
パターンに対する心
初心者はどこでもパターンを使います。これは喜ばしいことです。初
心者はパターンを使って練習することで多くの経験を積むからです。
また、初心者は「パターンを多く使うほど、よい設計になる」と考
えます。そのうち、初心者はこれが間違いであり、設計は可能な限
りシンプルなほうがよいことを学びます。実際に拡張性が必要とな
る場合にのみ、複雑さを伴うパターンを使うべきなのです。
理解が進むに従い、中級者はパターンがどこで
必要となりどこで必要ないかわかるようになり
ます。中級者の心は、やはりあまりにも多くの
四角いパターンを丸い穴にはめ込もうとしてし
まいます。しかし、標準的なパターンには適さ
ない状況でも、パターンを適合できることも理
解するようになります。
禅の心は、パターンがぴったり適合する場所を見つけることができま
す。禅の心は、パターンを使うことにこだわらず、むしろ、問題を最
もうまく解決するシンプルな解決策を探します。禅の心は、オブジェ
クトの原則やそのトレードオフの観点から物事を考えます。自然にパ
ターンの必要性が生じたとき、禅の心はパターンが適合を求めている
ことを理解し、パターンを利用します。また、禅の心は似たようなパ
ターンの関係を見て、関連するパターンの意図の微妙な違いを理解し
ます。禅の心は、初心者の心でもあります。設計上の判断を行うにあ
たって、パターンの知識が過度に影響しないようにします。
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