January 2023
Beginner to intermediate
336 pages
4h 59m
Japanese
ここ数年、「オブザーバビリティ」という用語は、システムエンジニアリングのコミュニティのニッチな末端から、ソフトウェアエンジニアリングのコミュニティの言葉として使われるようになりました。 この用語が注目されるようになると、ある種の隣接性を共有する別の用語と互換的に使われる(残念ながら、避けられない)運命に見舞われました。「モニタリング」です。
モニタリングツールやベンダーは、オブザーバビリティの哲学的、技術的、社会技術的基盤をモニタリングと区別しようとする人たちが使っていたのと同じ言葉や語彙を使い始めたのです [1] 。 このような混同は、控えめに言っても、特に有益なものではありませんでした。 それは、「オブザーバビリティ」と「モニタリング」を同一概念に混同してしまう危険性があり、その結果、その違いについて意味のあるニュアンスの会話をすることがより一層難しくなってしまうからです。
モニタリングとオブザーバビリティの違いを純粋に意味的なものとして扱うのは、愚かなことです。 オブザーバビリティは、(どのベンダーが何と言おうと)「オブザーバビリティツール」を購入したり、最新のオープンスタンダードを採用したりすることで達成できるような純粋な技術的概念ではありません。 それどころか、オブザーバビリティはむしろ ...