January 2023
Beginner to intermediate
336 pages
4h 59m
Japanese
第II部 では、オブザーバビリティに関するさまざまな技術的側面を検討し、 このコンセプトが互いにどのように組み合わされ、コア分析ループと第一原理からのデバッグを可能にしているのか、 そして、その実践が伝統的なモニタリングとどのように共存できるのかについて述べてきました。 この部では、オブザーバビリティの採用を促進するために必要な、社会的、文化的な慣習の変化について見ていきます。
10章 では、オブザーバビリティの導入を始めたチームが直面する、一般的な課題に取り組んでいきます。 どこから、どのように始めるかは、常に複数の要因に左右されますが、 この章では、私たちが見てきた効果的なテクニックをまとめています。
11章 では、 オブザーバビリティを使用する際に開発者のワークフローがどのように変化するかに焦点を当てます。 このトピックは以前の章でも触れましたが、ここでは、より具体的なステップを説明していきます。 開発フェーズの早い段階でコードにカスタム計装を追加することで開発者が得られる利点、 そして、それを使ってテストのデバッグを行い、運用中もコードが正しく動作することに確信を得る方法について説明します。
12章 では、 本番環境におけるサービスの健全性をモニタリングするためのより洗練された方法として、オブザーバビリティの可能性を探っていきます。 この章では、サービスレベル目標 (SLO) を紹介し、より効果的なアラートを出すためにどのように使用できるかを説明します。
13章 では、 前の章を踏まえ、メトリクスデータに基づくSLOを使用するよりも、イベントデータがより正確で実用的、かつデバッグ可能なアラートを作成するために重要である理由について、実証していきます。 ...